婚活サイトやマッチングアプリといったネット婚活は、相手の顔が見えず不安になることも多いでしょう。
- 出会った相手がサクラだったらどうしよう
- 婚活サイト・アプリにいる業者って何が目的?
- 遭遇したときの見分け方が知りたい
このようなサクラ・業者への対処法を知りたい人向けに、この記事では
- サクラや業者の違い
- 遭遇しやすい婚活サイト・マッチングアプリ
をご紹介していますので、参考にしてください。
サクラや業者に遭遇するのは怖いですが、正しい見分け方と対処法を知っていれば、トラブルに巻き込まれることもなくなります。婚活サイトやマッチングアプリを正しく利用して、良い出会いができるようにしましょう!
婚活サイトやアプリにサクラと業者はいるのか
婚活サイト・アプリを利用した経験のある人から、サクラに遭遇したという話を見聞きして不安になってしまいますよね。残念ながら、絶対サクラはいないと断言できません。
しかし、サクラがと業者の違いを知ることでサクラに遭遇する可能性を減らすことはできます!
- サクラと業者は目的が違う
- サクラが多い婚活サイト・アプリはポイント制
という事情についてご紹介しますので、まずはそれぞれの違いを知っていきましょう。
婚活サイト・アプリのサクラと業者の目的は違う
婚活サイト・アプリにいるサクラと業者は違いますので、まずはそれぞれの特徴や運営との関係について比較してみましょう。
サクラ | 業者 | |
---|---|---|
目的 | 会員数の水増し ポイントを購入してもらう | 婚活サイト・アプリ以外の課金サービスに誘導したい ネットワークビジネスや宗教への勧誘 |
運営との関係 | 運営がバイトを雇っている | 運営は無関係・排除したいと考えている |
行動 | 婚活サイト・アプリ内でやりとりをする | 婚活サイト・アプリ以外の連絡方法を希望する |
サクラも業者も厄介なことに変わりありませんが、一番の違いは運営が雇っているかどうかで、サイト内で課金してほしいのか、サイトの外へ誘導したいのかが変わります。
目的が違うということは対策も変わってきますので、怪しげなユーザーに会ったらサクラと業者のどちらなのかを確認しておきましょう。
サクラはポイント制の婚活サイト・アプリに多い
- 会員数を水増ししたい
- 婚活サイトやマッチングアプリに課金してもらいたい
というように、サクラの目的は婚活サイト・アプリの運営がバイトを雇って登録させて、出会いを求める他のユーザーにお金を使わせるため行動しています。
婚活サイト・アプリの料金システムはポイント制と月額制に分かれており、その特徴やおすすめする人は以下の通りです。
ポイント制 | 月額制 | |
---|---|---|
特徴 | メッセージやいいねを送るためにポイントが必要 ポイントは必要な分購入 | 月額内でメッセージのやりとりができるので 追加課金をしなくても充分利用できる |
おすすめする人 | 利用頻度が高くない 暇なときだけ遊び相手が欲しい | ポイントを気にせずやりとりしたい 恋活・婚活をじっくり取り組みたい |
ポイント制は月額制と違い、メッセージを送るためにポイントが必要になります。
真剣な恋活や婚活ではなく週末に遊び相手が欲しいなど利用頻度が少ない人にとってはメリットのあるシステムですが、サクラが多いのはこのポイント制がほとんど。メッセージをやりとりするためにポイントが必要になるので、わざと会話を引き延ばして課金させようとしてきます。
一方、月額制の婚活サイト・アプリならば、会話を引き延ばしたところで追加課金をする必要はないためサクラに遭遇する割合はかなり低いでしょう。
真剣な出会いをしたい、信頼できる相手と出会いたいと考えている人は、月額制の婚活サイト・アプリがおすすめです。
安全な婚活サイト・アプリを選ぼう
サクラに会いたくないならば月額制の婚活サイト・アプリを利用すれば良いのですが、業者となるとどこにでもいるのが厄介です。業者に関しては婚活サイト・アプリの運営も排除したいと考えているので、見かけたら積極的に通報しましょう。
安全な婚活サイト・アプリならば、不審・悪質なユーザーを通報できるシステムが備わっていたり24時間体制で監視していたりするので、いざというときにすぐに対応してもらえます。
安全な婚活サイト・アプリを利用することで、快適に活動しましょう!
婚活サイト・アプリのサクラ・業者を見分ける方法
婚活サイト・アプリを利用してサクラや業者に出会ってしまうこともあるので、見分け方を知って被害が広がらないようにしましょう。
ここからは、アンケート結果などを織り交ぜてサクラや業者の特徴をご紹介しますので、少しでもおかしいと思ったら深追いしないことが大切です。
相手が積極的で展開が早い
婚活サイト・アプリでマッチングして実際に出会うまで、どのくらいの期間が必要かは人それぞれでしょう。
婚活サイトのexcite婚活が会員に「メール交換から会うまでの期間」についてアンケートをとったところ、男女ともある程度の時間が必要だと考えているとわかりました。
女性は1か月以上が33.5%、男性は10往復くらいしてからが32%と、すぐにでも!と答える人よりも一定期間メッセージのやりとりが必要だと考えています。
特に「今日暇な人と1日だけ遊びたい」という目的ではなく、真面目に婚活や恋活をしたい人は慎重に相手を見極めたいと考えるもの。しかし、サクラや業者の場合は
- 相手を惹きつけたい
- 早く結果が欲しい
- のんびりしていたら通報される
などと考えており、とにかく展開が早い点が特徴です。「すぐに会いたい」「早くLINE交換しよう」など、やりとりをしてすぐに言い始めたらサクラや業者を疑いましょう。
露出度の高い写真をプロフィールにしている
サクラや業者は異性から魅力的に思ってもらいたいので
- 女性は水着や胸の谷間を意識させる写真
- 男性はイケメンの写真+高収入などのプロフィール
という人物像で迫ってきます。利用者は魅力的じゃない人物に対してポイント課金などしませんので、わかりやすく魅力的な写真を使用する傾向です。
もちろん本人ではなく、芸能人やSNSに掲載されている個人の写真を利用してなりすましているだけなので気を付けましょう。
一方、こうした写真ではすぐにサクラや業者を疑われてしまうため、見た目に派手さのない普通の人物写真を設定しているケースもありますので、写真やプロフィールだけで見分けるのは大変困難になっています。
会話が合わない
サクラや業者は自分たちの思う方向に話を持っていきたいので、こちらとの会話がかみ合わないケースが多いです。
- 趣味は映画鑑賞なんですね
と問いかけたのに
- 今日はお天気が良くて散歩日和でしたね!
というように、映画とは関係のない話をし始めることが特徴です。
サクラや業者は一度に多くの人とメッセージをやりとりしているため、返信が適当になっていたり、コピペをしたりしている可能性があります。相手がきちんと自分のメッセージを読んでくれていないと感じたら注意しましょう。
サクラはポイントを使ってもらうため話を引き延ばす
サクラはポイント課金をしてほしいために、会話を引き延ばすことが特徴です。
実際にサクラに遭遇した人の体験談でも、かみ合わない会話を繰り返す一方で相手とのLINE交換を求めるという「ポイントを消費させつつも相手が途中でやめないようなやりとり」としてきます。
「ご飯行かない?」と誘う → 誘いをスルー
といった問答を繰り返し、有料ポイントが底を尽きかけてきた……その時! サクラ子にとある変化が!?
遂にサクラ子が、デートの誘いに乗ってきました。でも残りポイントはメール1通分……。残りのポイントでデートの約束を取り付けるのは難しいので、連絡先の交換を優先するべくLINE IDを聞くことにしました。
そしてサクラ子から返信。LINE IDが書かれることを期待しながら、メールを開くとそこには……まるで相手が、僕の残りポイントを把握するかのように、LINE IDの交換を先延ばしにしてきました。
「こりゃ、サクラ確定だな。」
実際に騙されてわかったサクラの特徴&サクラのいない出会い系アプリ7選 – 出会いアプリ特集 [Appliv出会い]
デートの誘いやLINE交換を承諾するでも断るでもなく会話を引き延ばしていると感じたら、サクラの可能性を疑いましょう。
業者はLINEやメールの交換をしたがる
サクラは婚活サイト・アプリ内でやりとりを続けたいものですが、業者は婚活サイト・アプリ運営に見つかりたくないので、早くLINEやメールアドレスの交換や、他のサイトでのやりとりを求めてくる傾向にあります。
通常、ネットで出会う相手に対しては警戒するもので、個人情報を積極的に教えたい人は少ないです。すぐに交換することに抵抗がない人でも、こちらから「もう少しやりとりをしてから」と伝えれば引いてくれるでしょう。
- アプリの使い方がわからないからメールでやりとりをしよう
- スマホの調子が悪いからパソコンから使えるメールアドレスを教えます
といったように、何かと理由をつけて婚活サイト・アプリ以外での連絡を続けようとするので、注意しましょう。
婚活サイト・アプリにいる業者から送られてくるメッセージ例
婚活サイト・アプリにいる業者といっても目的や行動は違うので、婚活サイト・アプリによくいる業者のパターンとともに、実際にあったメッセージや例文をご紹介します。業者のパターンを知って素早く身を引きましょう。
別の課金サイトへ誘導してくる
業者は婚活サイト・アプリではなく、別のサイトへ誘導してそこで課金してほしいと考えていますので、メッセージのやりとりでは理由をつけて他のサイトへ誘導しようとします。
- メッセージ例
-
- スマホも壊れていて、パソコンを友達に借りているんです。でもパソコンは友達に返さなくちゃいけなくて、このメールアドレスでは連絡がとれなくなってしまいます。なので、このメッセージサイトに登録しました!ここならいつでもやりとりできますよ
- これからスマホを修理に出すので、マッチングアプリでは連絡がとれなくなります。ブログをやっているので、そこからメッセージください!
- 明日にはこの婚活アプリを退会するので、LINE交換しましょう
このように誘導するのは、利用している婚活サイト・アプリ運営に知られる前に別のサイトで課金をしてもらうことが目的です。
スマホやパソコンが壊れたならば直してからやりとりを再開させれば良いだけの話なのに、わざわざ婚活サイト・アプリ外のURLを記載してきたら業者を疑いましょう。
また、業者はすぐに「婚活サイト・アプリを退会する」という理由を使いがち。退会する婚活サイト・アプリで、積極的にマッチングしたりメッセージを送ったりという不可解な行動の場合も業者の可能性が高いです。
ビジネスへの勧誘や商品の購入をせまる
業者が婚活サイト・アプリを利用して異性に株やFXの投資でうまくいくための商材を購入させたり、実際に会ってマルチ商法の商品を買わせたり…というパターンもあります。
- メッセージ例
-
- 仕事に縛られない生き方をしています。そのおかげで月に1回は海外旅行ができるんですよ。メールアドレスを教えてくれたらさらに詳しい情報をお伝え出来ます!
メッセージだけでなく、プロフィールにも「ラクして稼ぐ」「副業」「自由」など魅力的な文章を記載している場合はビジネスへの勧誘を疑いましょう。
もちろんまっとうなビジネスではなく、高い情報商材を売りつけて終わってしまう悪質なものです。こちらの業者もすぐに婚活サイト・アプリ外でのやりとりをしようと持ち掛けてくるので、応じないようにしてください。
こうしたわかりやすいメッセージを送ってくる場合だけでなく、実際に会うまでビジネスの勧誘やマルチ商法の商品購入を迫らないことも多々あります。
なんの違和感もなくやりとりをしていたのに、実際に会ってみたら宗教の勧誘やマルチねずみ講の誘いだったということもあるので、初めて会うときは日中、人目が多い場所にするなど気を付けましょう。
婚活サイト・アプリのサクラや業者を疑う人に会ったときの対処法
さまざまな手法でサクラや業者が動いているとわかりましたが、もちろん対処法があります。深入りして嫌な思いをしないよう、婚活サイト・アプリにいるサクラや業者を見極めて早めに対処していきましょう。
通報ボタンを利用して運営に知らせる
安全な婚活サイト・アプリでは、不審・悪質ユーザーを簡単に通報できるシステムが備わっています。通報することで不審・悪質ユーザーを調査し、怪しいところがあれば強制退会させるなど対処してもらえます。
安全への対策をきちんととっていない婚活サイト・アプリの場合はこうした通報システムがないこともあるので、入会前にどのような取り組みをしているか確認しておきましょう。
通報することで新たな被害者を生むこともなくなりますし、通報の数が多ければ早い対応も見込めます。「面倒だから」と放置せず、気になることがあったら婚活サイト・アプリの運営に調査してもらってください。
プロフィール写真を画像検索する
サクラや業者は見た目の良かったり露出をしていたりする写真をプロフィールに使いがちですが、それでは警戒されるとわかっているので、目立つものは使わないケースもあります。いたって普通の見た目である場合、見極めるのは難しいでしょう。
そのような時は、写真を画像検索にかけてみてください。インターネット上のフリー素材や、別のユーザーがSNSに掲載した自撮り写真がヒットしたらサクラや業者が疑われます。
画像検索はグーグルから誰でも利用可能ですので、やりとりに違和感があったら検索して類似する画像がないかチェックしてみましょう。
怪しいと思ったらすぐに返事をせずに様子を見る
業者の場合、婚活サイト・アプリから退会することを前提に活動していることが多いので、すぐに返事をせずに待ってみましょう。
相手が自主的に退会しているか、運営から強制退会されることも多くあります。2~3日ほど置いてから、相手がまだ活動しているかどうかをチェックしても遅くありません。
婚活サイト・アプリを通じてメッセージを毎日やりとりにしなくてはいけないというルールもないので、焦らず前のめりにならず、一呼吸おいて冷静になる時間を作ると良いでしょう。
違和感はあったのに、それを確認しないままやりとりを続けてしまうと判断が鈍ってしまうものです。メッセージの返信に時間を置くのは退会するかを見極めるだけでなく、自分が冷静になるためにも必要な時間となりますよ。
LINE IDやメールアドレス・電話番号の交換は慎重に
いずれは婚活サイト・アプリ以外の場所でメッセージのやりとりをすることがあるでしょうが、そのタイミングの見極めの多くは「親しくなってから」です。
業者は早い段階で婚活サイト・アプリ以外の方法でやりとりを希望するので、1~2回目のメッセージのやりとりでLINE IDやメールアドレスを教えてくると上の項目でもご紹介しました。これらは業者の常套手段だと覚えておきましょう。
オーネットが実施したアンケートによると、多くの女性はLINEやメールアドレスの交換に対して「実際に会ってから」「相手からの好意を感じたら」と慎重な姿勢ですので、積極的に個人情報を教えてくる人には注意してくださいね。
二人きりで会う2回目くらいには教えると思います。いきなり教えるのはちょっと心配なので。(20代/女性/会社員)
ある程度話してみて、信頼できそうな人であればLINEならすぐにでも教えられる。親密になってからLINE交換ではなく、LINE交換してから細かくやり取りして親密になりたい。(30代/女性/会社員)
勢いだけでは失敗してしまいそうな気がするので、慎重に進めていきたい(30代/女性/会社員)
婚活研究所|婚活解体新書|結婚相談所ならオーネット
「相手から教えてきたのだから安心」と思わず、こちらのLINE IDやメールアドレスを教えるときは慎重に、相手を見極めてからにしましょう。
まとめ
婚活サイト・アプリはサクラや業者がゼロではありませんが、安全な婚活サイト・アプリを利用したり不審・悪質ユーザーを見分ける目を養ったりすることで、正しく良い出会いが期待できます。
- 会話を引き延ばす、やりとりがかみ合わない
- 婚活サイト・アプリ以外の場所へ誘導しようとする
- 「すぐ会いたい」と積極的な姿勢を見せる
このようなユーザーはサクラや業者である可能性が高いので、メッセージを返すことをやめたり、運営に通報したりするなど対処しましょう。快適な婚活サイト・アプリを利用して、素敵な出会いをしてくださいね。
Q あなたの年齢は?
Q 最も大切な条件は?