結婚相談所を選ぶ時は、成婚率が気になりますよね。
数字に開きはあるし、そもそも「成婚」ってどういう状態かよくわからない方も多いでしょう。
ここでは、
- 成婚率の実態
- 成婚の定義
- 経済産業省などのデータ
- 年代別の成婚率
- 成婚率を上げる秘訣
についてご紹介します。
簡単に比較できるよう大手結婚相談所8社の成婚率を表にまとめましたので、参考にしてくださいね。
結婚相談所の成婚率の実態
結婚相談所を選ぶ時の決め手の一つに「成婚率」があります。
成婚率とは、結婚相談所内の会員がどれだけ成婚しているかを示す数字になるので、成婚率が高ければそれだけ結婚できる確率があがります。
しかし結婚相談所に明記されている数字は
- お付き合いのどの段階で成婚退会して
- どういう計算で
算出されているかご存知ですか?
ここでは成婚率の実態と、成婚という言葉の定義についてご紹介していきます。
定義は「成婚=婚姻届」の提出ではない

結婚相談所の成婚の意味と定義とは?
成婚というと
- プロポーズや家族への紹介を済ませて婚約中
- 婚姻届を提出した
といった状態を想像しますが、こちらもそれぞれの結婚相談所によって定義が違う曖昧な部分です。
- 真剣交際に至った
- 結婚を前提として交際をしているので結婚相談所のサービスが不要になった
このように、人それぞれ捉え方が違う段階でも成婚となります。
退会したあとで真剣交際からプロポーズや婚姻まで至らなかったとしても、結婚相談所は把握しません。
成婚と結婚は別であると考えておきましょう。
また、成婚までの期間に各社ルールが設けられていたりしますので、下記コンテンツを参照ください。
結婚相談所ごとに成婚率の計算方法が違う
成婚率の計算方法に決まりはなく、それぞれの結婚相談所独自で行っているので、一見高い割合でもそれを鵜呑みにするのは危険です。
たとえば
- 会員数:100名
- 成婚退会者:10名
- 成婚以外の退会者:10名
という構成の結婚相談所があったとして、計算方法の違いがあると成婚率はどうなるでしょうか。
成婚率の計算方法については以下の2つが主流ですので、具体的に算出してみます。

結婚相談所の成婚率の計算式
①「成婚退会者」÷「在籍会員数」タイプ
多くの結婚相談所で採用されているのがこちらです。
- 成婚退会者10名 ÷ 在籍会員数100名 × 100 = 10%
入会したものの活動していない会員も含まれるので、成婚率は低い傾向です。
また、現在の会員数が母数となるため、急激に会員数が伸びた場合は成婚率が極端に低くなる場合もあります。
②「成婚退会者」÷「全退会者」タイプ
成婚率が高くなる計算式で、採用している結婚相談所もあります。
- 成婚退会者10名 ÷ 全退会者20名(成婚退会者10名 + 成婚以外の退会者10名) × 100 = 50%
在籍会員は含まれないため、成婚率は高い傾向です。
このように成婚率の計算方法に違いがあることで単純な比較は難しく、同じ成婚退会者数でも40%の違いが出てしまうカラクリがあります。
公式サイトに記載されている成婚率を鵜呑みにするのではなく、計算方法も確認しておきましょう。
成婚率が非公開の理由
結婚相談所の公式サイトを見ていても、どこにも成婚率や算出するために必要な成婚退会者数を記載していないところもあります。
非公開の理由は
- 会員数が少ないなど信頼に足るデータを公表できない
- 成婚率が低いので知られたくない
といったもので、大々的にはアピールしたくない数字です。
成婚の定義が「結婚・婚約」の結婚相談所と「真剣交際」の結婚相談所では、どうしても前者の成婚率が低くなってしまい、公表を控える場合も増えるでしょう。
成婚率はすべてではなく、あくまで目安です。
公表している方が安心できるのか、それとも結婚・婚約までサポートしてくれる結婚相談所がいいのか、ご自身の判断で決めてくださいね。
成婚率が高い結婚相談所やそれぞれの特徴
ここまで成婚率のカラクリについてご紹介してきましたが、大手結婚相談所の成婚率をわかりやすく統一して比較していきましょう。
成婚率以外の特徴についても、それぞれの結婚相談所ごとにご紹介します!
各結婚相談所の成婚率を比較
まずは、成婚率の計算方法を統一させた比較表を見てみましょう。
成婚率 | 会員数 | 成婚数 | |
---|---|---|---|
パートナーエージェント | 28.7% | 12,098名 | 3,476名 |
IBJメンバーズ | 15.8% | 59,165名 | 9,375名 |
楽天オーネット | 23.9% | 49,291名 | 11,783名 |
ツヴァイ | 18.5% | 30,293名 | 5,613名 |
エン婚活エージェント | - | 21,859名 | - |
ゼクシィ縁結びエージェント | - | 23,400名 | - |
ノッツェ | - | 40,000名 | - |
サンマリエ | 4.6% | 約60,000名 | 947名 |
ここでは以下の計算方法で算出しています。
- 成婚退会者 ÷ 在籍会員数
成婚率はその都度更新されているので、それぞれの結婚相談所の公表している最新の数字をチェックしてくださいね。
パートナーエージェント

パートナーエージェント
発表している成婚率 | 28.7% |
---|---|
成婚率の算出方法 | 年間成婚退会者数÷年間在籍会員数×100 |
成婚退会の定義 | 結婚を前提として退会すること |
紹介制度 | 仲介型 |
成婚率ナンバーワンの称号を持つパートナーエージェントは「チーム婚活」を掲げており、専任コンシェルジュが出会いから成婚までを徹底サポートしてくれます。
99.4%の人が入会から3か月以内にお見合いを実施し、活動開始から1年以内に成婚した人は63.8%と、確かな成果が期待できるでしょう。
3か月以内に出会いが無ければ登録料を全額返金してくれる「出会い保証制度」があるので、結婚相談所に登録したいけれど出会いがあるのか不安に人にもおすすめです。
- パートナーエージェントの公式サイト
- URL:https://www.p-a.jp/
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楽天オーネット

楽天オーネット
発表している成婚率 | 23.9% |
---|---|
成婚率の算出方法 | 成婚退会者数÷在籍会員数×100 |
成婚退会の定義 | 結婚・婚約をする相手が見つかったと退会届を提出した時点 |
紹介制度 | データマッチング型 |
結婚・婚約が成婚退会という厳しい定義を設けているにも関わらず高い成婚率を誇っている結婚相談所です。
インターネットで相手を見つけるだけでなく、会員誌や写真検索、直接出会えるパーティーなど、さまざまな方法で簡単に相手を探せます。
データマッチング型特有の、成婚料を必要としないスタイルなのも嬉しいですね。
- 楽天オーネットの公式サイト
- URL:https://onet.rakuten.co.jp/
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ツヴァイ

ツヴァイ
発表している成婚率 | 18.5% |
---|---|
成婚率の算出方法 | 成婚退会者数÷在籍会員数×100 |
成婚退会の定義 | 交際・婚約・結婚を理由に退会届を提出した時点 |
紹介制度 | データマッチング型 |
イオングループが運営しているので安心して利用でき、成婚退会までの期間でもっとも多いのは4か月と、出会いから成婚退会までがスピーディーであることが特徴です。
成婚退会者は1日で平均14人おり、データマッチング型ながら確かな実績があるほか、20代割引や再婚者サポートなどさまざまな年代が利用できるお得なプランが選べます。
- ツヴァイの公式サイト
- URL:https://www.zwei.com/
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IBJメンバーズ

IBJメンバーズ
発表している成婚率 | 51.5% (当サイトの算出は15.8%) |
---|---|
成婚率の算出方法 | 成婚退会者数÷全退会者数 (当サイトでの計算方法と異なります) |
成婚退会の定義 | プロポーズをして結婚を約束した状態 |
紹介制度 | 仲介型 |
公表している成婚率51.5%と、計算方法を他社と統一させた成婚率15.8%に違いがありますが、それでも高い水準です。
成婚退会の定義は「プロポーズをして結婚の約束を交わした」となっており、厳しい条件の中の成婚率と考えればけして低くありません。
業界最大の約6万人の会員が在籍していて出会える人の数には困りませんし、少人数専任性のコンシェルジュのアドバイスでスムーズに婚活を進められます。
- IBJメンバーズの公式サイト
- URL:https://www.loungemembers.com/
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サンマリエ

サンマリエ
発表している成婚率 | 4.6% |
---|---|
成婚率の算出方法 | 成婚退会者数÷在籍会員数×100 |
成婚退会の定義 | 結婚が決まり、成婚退会の手続きをとった時 |
紹介制度 | 仲介型 |
成婚率は低いものの、結婚が決まってからの成婚退会なので厳しい定義をクリアした割合といえます。
成婚したカップルの平均活動期間は7カ月、1年以内に成婚した割合は93.8%と、出会いがあればスムーズに結婚まで進むことでしょう。
仲介型の結婚相談所ですが、さまざま出会いの形が用意されています。
- サンマリエの公式サイト
- URL:https://www.sunmarie.com/
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ゼクシィ縁結びエージェント

ゼクシィ縁結びエージェント
発表している成婚率 | 非公開 |
---|---|
成婚率の算出方法 | 非公開 |
成婚退会の定義 | 真剣交際をし、結婚相談所のサービスを必要としなくなった時点 |
紹介制度 | データマッチング型 |
成婚率は公表していないものの、2018年のオリコン顧客満足度調査で結婚相談所ナンバーワンを獲得しています。
活動を始めやすい料金プランで、入会金や月会費も安く成婚料などを必要としないので、どなたも入会しやすい設定です。
専任のコーディネーターが成婚までをサポートしてくれたり、入会1カ月以内に約80%がデート成立したりと、低料金ながら満足度の高いサービスが期待できます。
- ゼクシィ縁結びエージェントの公式サイト
- URL:https://zexy-en-soudan.net
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ノッツェ

ノッツェ
発表している成婚率 | 非公開 |
---|---|
成婚率の算出方法 | 非公開 |
成婚退会の定義 | 結婚が決まって報告をした時 |
紹介制度 | 仲介型 |
成婚率は非公開ですが、月々4,500円から始められる料金設定で、年代別のサポートや再婚者・シングルマザー向けのプランもあるなど、柔軟な対応で自分に合った婚活プランを立てられます。
プランによっては専任カウンセラーが成婚までをサポートしてくれるので、自分の立場や受けたいサポートにより、料金プランを選べる点が魅力です。
- ノッツェの公式サイト
- URL:http://www.nozze.com/
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エン婚活エージェント

エン婚活エージェント
発表している成婚率 | 非公開 |
---|---|
成婚率の算出方法 | 非公開 |
成婚退会の定義 | 結婚を考えて将来2人で歩んでいくと決めた時 |
紹介制度 | データマッチング型 |
成婚率は非公開なものの、交際中(真剣交際前のお友達の状態)の会員は49%と、多くが成婚を目前とした状態で活動しています。
また、成婚会員の平均活動開始から5.3か月、そして97.2%が1年以内に成婚退会しているという実績があって安心です。
活動開始から2か月で88%の人が出会っているというデータがあり、3か月で出会いがなければ1円も頂かないことを約束しているサービスは自信の表れといえるでしょう。
- エン婚活エージェントの公式サイト
- URL:https://en-konkatsu.com/
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結婚相談所を利用して成婚した人の割合

結婚相談所を利用して成婚した人の割合は?
成婚率は結婚相談所独自の指標であり、曖昧な部分が多いですよね。
経済産業省や公益財団法人である日本生産性本部が成婚率についての調査をしているので
- 紹介サービスによって成婚率は変わるの?
- 年代によって成婚率は違うの?
といった疑問にお答えします!
仲介型の方が高い成婚率
それぞれの紹介制度の特徴は
カウンセラーやコンシェルジュといったスタッフが自分に合った相手を見つけて紹介し、お見合いをセッティングしてくれます。料金が高く成婚料が必要となる場合が多いです。
自らインターネットや会誌などで気になる相手を見つけてコンタクトを取ります。お見合いのセッティングやイメージアップのアドバイスなどを受けられることも。低料金で婚活ができる傾向です。
このように分かれていて、サポートの内容や料金が変わります。
仲介型とデータマッチング型、では、仲介型の方が高い成婚率です。
仲人型とデータマッチング型の成婚率の比較 サービスで知り合った人と結婚した・婚約中の人の割合 サービス以外で知り合った人と結婚した・婚約中/結婚・婚約はしていない人の割合 仲介型 26.0% 74.0% データマッチング型 17.5% 82.5%
仲介型は入会金や月会費だけでなくお見合い料や成婚料を支払うことが多いので、その分の成果が期待できるでしょう。
結婚相談所を利用して成婚した人
結婚相談所が独自に記載している成婚率のほかに、経済産業省が調査したデータと、日本生産性本部が調査した「結婚相談所を利用して成婚した人の割合」のデータがあります。
経済産業省と日本生産性本部が調査した「結婚相談所を利用して成婚した人の割合」 経済産業省 日本生産性本部 男性 8.4% 21.3% 女性 10.1% 20.0%
それぞれ調査方法や対象者が違いその差に開きがありますが、おおむね結婚相談所が発表している成婚率と前後した割合となっています。
これらの数値よりも成婚率が高い結婚相談所ならば、より成果が見込めるでしょう。
年代別成婚率:一番高い年代は

年代別成婚率:一番成婚率が高い年代は?
成婚率は年代によってどのくらい違うのでしょうか?
日本生産性本部が「結婚相談所を利用したことがある人」に対し退会時の年齢を調査したところ、男女とも30代の成婚率が高い傾向にあるとわかりました。
20代は結婚相談所ではない場所で結婚相手と出会う傾向が高く、成婚率は低めです。
30代は結婚相談所の成婚率が高く、40代以降となると結婚相談所外の出会いが少なくなっているとわかります。
結婚相談所は料金が高い分、年齢を重ねた人が利用し成果をあげているといえるでしょう。
成婚率を上げるためには

成婚率を上げるためには?
結婚相談所を利用しても、必ず成婚できるわけではありません。
成婚率を上げる工夫をすることで良縁に繋がりますので、ここではその秘訣についてご紹介していきます。
結婚相談所は自分に合ったスタイルを選ぶ
ここまでお伝えした通り、仲介型は成婚率が高い傾向にあります。
だからといって他の要素を考えずに仲介型を選ぶ前に、自分に合った婚活ができるかを考えてみましょう。
仲介型は入会金や月会費もデータマッチング型よりも高く、成婚退会時には10万円前後の成婚料が必要になります。
それだけのサービスは期待できますが、無理なく払えるかを考えておきましょう。
また、結婚相談所へ気軽に通えることも、コツコツと婚活を進められる大切な条件です。
- 仕事が忙しい
- 結婚相談所が家の近くにない
こういった状態ならば、自分のペースで進められて料金も抑えられるデータマッチング型の結婚相談所が合っているので、結果的に自分の成婚率を上げる行動になるでしょう。
積極的に活動することで成功率が上がる
結婚相談所を利用するにあたり、成婚率を上げるためにはこまめな活動が大切になってきます。
成功者は非成功者に比べて、毎日活動している割合が3倍近く多いことがわかります。
結婚相談所を利用して婚活をする世代は30代がボリュームゾーンですが、仕事に追われ忙しい日々を過ごしていることでしょう。
それでは成婚率は上げられませんので、自分に合った結婚相談所を選び、マメに活動していくことが大切です。
パソコンやスマホで相手を探し、送付されてくる会員誌などに目を通すといった活動は忙しくてもできます。
成婚率の高い結婚相談所に入会したからといって安心せず、努力していきましょう。
まとめ
成婚率は、結婚相談所選びにおいて大切な指標です。
しかし公式サイトに記載されている数字だけでは計れない、曖昧な定義の上で成り立っているものなのでそれだけで決めてしまうのは危険です。
「成婚率が高いから良い結婚相談所」と考えるのではなく、自分が受けたいサービスがあるかを確認して、トータルの評価で自分が入会する結婚相談所を選びましょう。
それが成功への近道であり、自身の成婚率をあげることに繋がっていきます。